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ジャックナイフダービー

エントリーNo.014 テル様 【ジャックナイフダービー2015】

 

おそらくはこれが今季ダービーのラストを飾るエントリーになるでしょう!!

あの「アクアライフ」伝説のAランカー、テルさんからのエントリーです!!

 

実は私もつい先日、とある「聖地」にてテルさんとお会いしまして、一緒に潜るという機会に恵まれましてですね。

そこは決して良いポイントとは言えない海でしたが、そんな事はなんのそのでテルさんは普通に横綱級のキジハタを突いてこられまして、かたや私は金魚のようなメバルを数匹のみという、完全にAランカーとJランカーの実力の違いを思い知らされたというね・・・w

 

我々の間ではデジテルという名で呼ばれることもあるテルさん、かならずや素晴らしい動画をひっさげてダービーにエントリーしてくれると信じてましたよ!!笑

テルさん、どうもありがとうございました!!

 

エントリーNo.014 テル様

  • 魚突き歴:10年
  • ペンネーム:テル
  • エントリー部門:動画
  • エントリーの題名:クエ痛恨のバラシ。直後舞い降りたスジアラチャンス
  • 動画URL:https://youtu.be/W183J3qMNo8

    【レポート】

    1.突行レポート

    • 魚種:スジアラ
    • サイズ:未計測(60cm弱)
    • 重さ:未計測
    • 海況(波の高さ、潮など):波高1m未満、透明度12m位、水温21度、流れ有り
    • 天気:曇り

      <エピソード>

      離島遠征2日目。

      初日はボウズだったので今日は獲物が欲しいところ。

      今日のポイントはほぼ初めてに近く、根を探しながらのダイブ。

      しかし潜れど潜れどアオブダイばかり。良い根を見つけることができず時間が過ぎていく。

      タイムリミットがほど近くなった時、ようやく小さいながらスジアラを発見。

      一旦浮上しスジアラを探しに再潜行。

      それからは動画の通りです。

      クエ痛恨のバラシ、悔しい~!

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      2.私の安全対策

      ・はじめに

      今回、自身の安全対策を再確認するにあたってアクアヤス(2mシャフト2又銛先)時代と現在のチョッキ銛時代とで意識が大きく変化していることも再認識できました。

      私は魚突きを初めて5年ほどアクアヤスを使用していました。アクアヤスは2又銛先のため魚を突いた後にバレないよう岩に押さえつけなければなりません。この「押さえ」という動作を常に考慮しながら潜ることは私にとって潜水深度と潜水時間において自制心がかなり掛かっていたと思います。

      そしてチョッキ銛を使いはじめ「押さえ」から解放された時、潜水深度と潜水時間が伸び始めました。しかしそれは同時にリスクも大きくなることを意味していました。

      現在単独突行が多いのでフロートやダイブコンピューター等を使用することで少しでも危険度を減らして魚突きを楽しみたい所存です。

      以下現在の私のスタイルです。

      ・ウェイト

      重過ぎるウェイトは危険です。ウェットスーツの厚みやポイントの深度に合わせて適宜調整します。私は身長163cm、体重52kg、5mmツーピース時はウェイト5kg、3mmツーピース時はウェイト3kgで中性浮力になる水深が約7~8mです。

      ・ナイフ

      ちゃんと研いでおけば魚を締める作業が捗るだけでなくラインを切ることもできます。

      ・チョッキ銛とフロート

      チョッキ銛はアクアヤス(2又銛先)と違い押さえが要らず魚の捕獲率が高いです。しかしこのバレにくさゆえに深場で大物を突いた時に一息で上げられなければ銛を手放さなくてはなりません。命に比べれば銛の値段なんて安いものかもしれませんが、私は一式数万円の銛を躊躇なく手放す勇気はなかなか持てずフロートを導入しました。

      フロートラインは岩に絡みづらいように水に浮く素材のものを使用しています。ホームセンターで売っているトラックロープ30mを使用中。

      またフロート使用による船からの視認性向上も安全対策に繋がると思います。

      ・ダイブコンピューター

      チョッキ銛とフロートを使うようになって潜行深度も潜行時間も伸びました。より安全にステップアップをしたくフリーダイビングモードがあるダイビングコンピューターを導入しました。指定潜水時間、水深でアラームを鳴らしたり、特に重宝するのが水面時間。水面に上がると自動でカウントアップする機能は便利です。基本的に3分のインターバルを取るようにしています。

      またパソコンに繋げはログの可視化もできます。その時の自分の体調とログを照らし合わせながら見返すことで緻密な経験値の蓄積に繋がると思います。

      ・カメラ(おまけ)

      潜る時にGoProカメラを使っていますが上記の緻密な経験値の蓄積という点ではダイコンのログと合わせて動画を見ると面白いです。

      ・波情報

      潜りに行くわけですから当然凪狙いです。

      リアルタイム波高情報はナウファスでチェックします。

      波予想はサーファー向けサイトを利用しています。エリア別で波高、波長、風向き、風速等の予想が1時間毎に3日先まで出るので重宝します。

      目的のポイントが凪いでいればテンションも上がります!

      しかしそのポイントが1日中凪なのか途中から荒れてくるのかは(またはその逆も)事前に把握しておく必要があります。荒れだしてエキジットできない状況になると大変危険です。

      ただ凪に合わせて休めないのがサラリーマンの常…。荒れていれば風裏、波裏を求めて潔く移動です。

      ・食事

      海上でバテるのが嫌なので朝はなるべく高カロリーなもの(菓子パン等)を食べています。ただし腹が膨れそうなものは潜る直前は避け早い時間帯に摂取します。水分不足も怖いのでしっかり補給します。夏場はフロートにペットボトルをぶら下げることもあります。

       

      3.最も危なかった体験

      魚突きを初めて2年目。当時は波予想をさほど気にせず潜っていました。

      エントリー時は凪いでいましたがその後どんどんウネリが大きくなりエキジットが難しくなってしまいました。エキジット地点はゴツゴツした磯場で波に叩きつけられたらかなり危険な状況。

      タイミングを計るものあえなく失敗。大きなシォアブレイクに巻かれロングフィン、銛、顔につけていたマスクも波に持っていかれました。

      しかも間髪入れずさらに大きい第2波が押し寄せています。運良く目の前にちょうどいい大きさの岩があり両腕でがっしり抱きついた次の瞬間、凄い衝撃に飲み込まれました。なんとか岩から剥がされずに波をしのぐことができ波が引いたタイミングでダッシュで陸に上がりました。

      陸でウェットスーツを脱ぐと肘から血が…。傷は浅いですが割れたような切り傷がありました。おそらく第1波の時に岩にぶつかったのでしょう。

      もしあの時目の前に抱きつける岩がなく、波とともに磯場に叩きつけられてたらと思うとゾッとします。

      この体験以降、当日の気象状況がどう変化するかという情報を必ずチェックするようにしています。

      -ジャックナイフダービー