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沖縄の漁師さんの要望で製作した「イーグン」極太18mmシャフト、M8先端金具、7mm焼き入りピアノ線一本銛先

time 2017/03/17

 

以前、沖縄の本職の素潜り漁師さんからのご要望でオーダーメイドの手銛を作ったことがあります。

コンセプトは、とにかく「質実剛健」。

  • 18mmの極太カーボンシャフト
  • 先端金具ネジも極太の「M8」
  • 銛先は7mm焼き入りピアノ線の一本銛先

本職の漁師さんが使う物ですので当然といえば当然なのですが、こと「丈夫さ」という点においては拘りに拘って製作しました。

この「頑丈一点張り」というのは自分自身の好みとしても非常に合致してまして、「相当ラフに扱っても壊れない」「穴の中からデカいウツボやタコをコジリ出しても壊れない」というような手銛の設計・製作は大変やりがいもありましたし、私としても本職の方のご要望を取り入れながら作るというのは非常に楽しかったです。

そして嬉しいことに実使用における感想・フィードバックとしてもかなり好評を頂き、またその手銛を見た他の漁師さんからも製作のご要望を頂いたりで、これはもう一つの定番モデルとして形にするのも面白いかなと思い、先日からこの「イーグン」を新たに当店の手銛ラインナップに加えました。

 

やっぱりこの手銛、ポイントとなるのはこのゴッツい「一本銛先」ですね。

漁師さんが使うものなので、当然これ一本で魚はもちろん、タコやウツボ、クブシミなど様々な対象をターゲットにしなければなりません。

そして獲物=商品なので、当然、捕獲時の魚のダメージも最小限に抑えなければならない、といったようなことを考えると、このカエシすら無い一本銛先というのは非常に理にかなってます。

 

ただカエシが無いので、もちろん「押さえ」のテクニックは必要になります。

が、それさえクリアしてしまえば、手返しは最高ですし魚への傷も最小、岩下のタコ・ウツボをほじくり出すことも出来るし、時には杖のように手銛を使うことだってできます。また、カエシがない事の大きなメリットとして、先端が傷んだら鉛筆のようにどんどん研いでいけば良い、というようなこの銛先は、漁師さんでなくとも実際使ってみたら中々に便利だったりします。

 

この銛先についても後々詳しく紹介しますが、まあとにかくこの銛先がゴツいため、手銛本体の設計としても、この銛先の強度をベースにした設計をしなければなりません。

そのため、金具からシャフトから全て「質実剛健」なものをチョイスしました。

 

金具

まずこの金具を見てほしいのですが、これ一見ジョイント金具のように見えますが実は「先端金具」なんですね。笑

 

通常のM6ネジとの比較はこんな感じです。

太さが全然違うのがよく分かるかと思います。

 

なぜこんなに太いネジを採用したのかというと、これはまた後述しますが、今回この手銛にセットする銛先が「7mm径の焼き入りピアノ線」を使った非常にゴツいものなので、それだけ強い銛先を取り付けるとなると、これはまず通常のM6ネジでは強度が足りません。

そこで、まずどんな使い方をしても折れない強度を持つ「M8」を採用しました。

 

次にジョイント金具ですが、これもまた一回り太いネジのM14で製作。

 

 

シャフト

シャフトは、以前ブログでもご紹介した「極太手銛」に採用した、18mm~11mmテーパシャフト。

これは強度はもちろんのこと、太くて握りやすいことも採用の大きな理由です。

ファルコンのシャフトと比較するとその太さがわかりますね。

 

 

銛先

通常、沖縄の漁師さんが使う「イーグン」の銛先というのは、カエシすら無いシンプルな一本銛先です。

そしてその銛先には、「パイル筋」と呼ばれる非常に強くて硬い鉄筋を用いるのですが、それに匹敵する材質として「7mm径の焼き入りピアノ線」を使用しました。

 

すでに2本パラライザーなどを使っていただいている方はこの焼き入りピアノ線の強度をよくご存知かと思いますが、これだけ強いピアノ線で、しかも7mm径ですから、相当な大物が相手でもまず曲がりません。

実際に使用して頂いた方からのフィードバックにおいても、3kg近い大型のウツボやタコに対しても全く力負けしない、という感想を頂いております。

 

もちろん、ピアノ線はイモネジ固定の交換式。

ピアノ線が傷んだら交換可能なのは当然として、7mm径の棒材なら何でも使えますので、それこそ7mmのステンレス丸棒をホームセンターで買ってきて、それの先端を尖らせたものを使う事だって全然可能です。

 

または下の写真のような感じで「M8→M6アダプタ」を使用すれば、通常のM6ネジを持つ銛先も装着が可能です。

 

長さについて

それと手銛の全長についてですが、これはシャフトのカットでいかようにも調整が可能です。

 

基本の長さが一本あたり約1.8mの2本継ぎ、全長約3.7mですが、たとえば電灯潜りをされる方で、そんなに長さは必要ないという方などは

・一本あたり約1.7m、×2本=全長約3.4m

というような調整が可能です。

 

もちろんもっと短くすることも可能ですが、限界値としては一本あたりの長さ約1.2mとなります。

※シャフトのカットについては追加料金はかかりません

 

もしくは、もっと長さがほしいという場合。

この場合は中間シャフトを入れて3本継ぎにするという手があります。

※中間シャフトを入れる場合は追加料金がかかります。長さによって多少変わってきますので、ご希望の方は個別にお問い合わせください。

 

製作可能な中間シャフトは90cmまでとなります。

ベースとなる2本継ぎに90cmの中間を足して、全長約4.6m。

これは取り回しはかなり力が要る手銛にはなりますが、射程はかなり伸ばすことが出来ます。

 

 

 

 

 

 

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