新型ファルコンについて
今ふと振り返ってみたら、ファルコンのリリースって2015年なんですね。いやー月日の経つのは早い笑
新型ファルコン
で、そのファルコンなんですが新型出します!!
・・・っていうのは半分嘘で、半分ホント。笑
というのも、実はファルコンはこっそりと細かいリニューアルを繰り返してます。
特に最近ビッグマイナーチェンジを行っておりまして、具体的には
- ジョイント金具の径を17.5mm→17mmに(細くなった)
- レストタブジョイントを新型にした
- 前側シャフトを肉厚にして剛性を上げた
という点を変更してます。
これによって初期のファルコンよりかなり初速と剛性が上がってますので、実質的には今のファルコンは「ファルコン2」と言っても良いぐらいにはなってます。
※ちなみにこの変更は去年の10月ぐらいから行ってて、もちろんですがその時の購入者さんにはご案内してますので安心して下さい。当然それ以降のファルコンは全てマイナーチェンジ版です。
変更のポイント
ジョイント金具の外径を細くした理由は、これはもう単純に「水の抵抗減=初速アップ」を狙うためですね。
細くしたことで金具の肉厚は薄くなりますが、強度的にはまったく問題ありません。
あとは前側シャフトの肉厚を厚くした理由ですが、これは「大物狙い」をされる方が最近増えたためです。
いや、大物を狙うからこそ、前側シャフトはあえて「しなる」ように作るのも一つの考え方で、以前のファルコンはどちらかというとそっちの設計思想でした。
ただ、自分も離島で大物を狙うようになって(獲れたとは言ってない)はじめて気づいたんですが、短い押し棒だと刺さり切らないシーンがあったりするんですよね。
なので大物突きのベテランさん、特にマグロなんかを狙うような方は1m前後の超ロングな押し棒を使ってたりします。
で、そういう長い押し棒を使った時、前側シャフトが柔らかいと手銛が「おじぎ」をしちゃうんですよ。(押し棒が重すぎてシャフトが垂れる)
そういう所を踏まえて、最近作るファルコンでは肉厚を3mm強にアップさせて剛性を確保してます。
その分ちょっと重たくはなっちゃった(40g程度増)んですが、飛びの感じとしてはそこまで変わらないと思ってます。
新型レストタブジョイント
あとはこれですね。
「レストタブジョイント」も新しくしてて、通常のフックをかける横穴に加え、M4のネジ穴を4つ新設してます。
これにより、下の写真みたいにフックの「横掛け」に対応が出来たり、もしくは自作のフック受けをネジで止めたりなど色々カスタマイズが可能になってます。
オーソドックスでオールマイティな手銛
自分は結構シチュエーションによって手銛を使い分けてるんですが、今のところは
- クエ狙い→極太手銛(3本継4.2m)
- 回遊魚狙い&通常→ファルコン(3本継4.2m)
- 透明度の悪い時&穴撃ち→川蝉ショートバージョン(2本継2.5m)
という運用に落ち着いてます。
中でもやっぱりファルコンはオーソドックスというか、だいたいどんなシチュエーションにも対応してくれる懐の深さがあるなと。
リリースから4年経ち、その中で実際の現場からのフィードバックを盛り込んで進化してきましたが、ここへきてある程度の円熟に達したかなと思ってます。
もちろん、これからも私自身が魚突きを楽しみながら、潜り仲間にもガンガン使ってもらいながら改善できる所は躊躇なく変えていこうと思ってますので、これからもファルコンを御贔屓にしてやってくださいm(__)m