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手銛の選び方

当店で作っている手銛も今では結構種類が増えまして、
代表的なものだけでも下記の5種類ほどあります。

  • ファルコン2本継(全長3.7m)
  • ファルコン3本継(全長4.5m)
  • カワセミ(全長3m)
  • ヤマセミ(全長3.2m)
  • イーグン(全長3.7m)

あとはシャフト長をご指定の長さで作る「オーダー手銛」もあるので、実質かなり多くのバリエーションがあります。

 

色々と選択肢が増えるのは良い事だとは思うんですが、しかしながら

たくさんありすぎて、一体どんな手銛を選べばいいのか分からない!

というのもまた正直な所かと思います。笑

 

というわけで、今回のブログでは各手銛の比較を交えながら、「手銛の選び方・選定基準」について解説していきたいと思いますので、手銛選びで悩んでいる方は参考にして頂ければ幸いです。

※まどろっこしい事は抜きにして、「とにかく今の自分に合う手銛を見つくろってほしい!」という方は、直接お電話して下さって全然OKです。私が直接、しっかりとアドバイスさせて頂きます。

お電話はこちらから(店長直通)

 

初心者の方が最初に選ぶ手銛と、その基準

やっぱり、使用される方の目的や状況によって「最初に選ぶ手銛」の選定基準というのは全く変わってきます。

・今は竹ヤスでメバル・カサゴを突いてるけど、たまに見るイシダイを仕留めたい

こういう方の場合は、最初からファルコンを選んでもいいでしょうし、カワセミ・ヤマセミあたりでもじゅうぶんそのイシダイは獲れますから、それらの手銛を選んでも楽しく魚突きが出来ると思います。

一方で、

・今年竹ヤスで魚突きを始めたばかり、いずれは大きな魚も獲りたい(まだ見たことはない)

という方の場合、いきなり長尺の手銛を選んでしまうと、あまりに竹ヤスとの使用感が違うために戸惑ってしまう可能性が高いかもしれません。

 

この2者の違いは何かというと、「実際にイシダイを見ているかどうか」です。

やっぱり現実にそのターゲットを見ているかどうか、というのはかなりデカいです。その魚の挙動や居る場所を、自らが「見る」という実体験を持っていれば、そのターゲットに対するアプローチもおおよそ想像が出来たりしますよね。

なので、そのターゲットフィッシュを目視できている人が、いざその魚を仕留めるための手銛を選ぼうとなった時、すでに頭のなかでかなり具体的にイメージが出来ているはずなんで、竹ヤスからイキナリ長尺手銛に持ち替えてもそう戸惑うことは無いと思います。

 

そういった点を踏まえて、ご自身のスキルや環境なども考慮に入れつつ、手銛選びにあたって頂ければと思います。

 

それぞれの手銛の比較

ファルコン(チタン金具)2本継ぎ 全長約3.7m

  • 2本継ぎ(1850mm×2)全長約3.7m
  • 後側ストレートシャフト(15mm 肉厚3mm)
  • 前側テーパーシャフト(15mm~9.8mm 肉厚2.5mm)
  • 金具の材質:全てチタン(ジョイント・先端は64チタン)
  • ジョイント金具外径:17.5mm
  • 先端金具外径:12mm
    (先端部ネジ:M6)
  • 後端金具外径:17.5mm
    ※後端金具にも尻手側にM6のネジが切ってあります
  • 本体重量約680g

硬さ:□□□□□
初速:□□□□□
飛び:□□□□□
貫通力:□□□□

 

【解説】

当店を代表する手銛がこのファルコンです。

超大物まで対応する強度を持ちながらも、初心者の方でも扱いやすい、ベーシックかつオーソドックスな手銛になっています。
後側シャフトに強靭なストレートシャフトを採用したことで、16mmなどの太いゴムも使用できるため、初速・飛びはかなり高いレベルにあります。

これ一本でメバル・カサゴはもちろん、イシダイ、マダイ、ヒラマサ等の回遊魚、またはクエ等、何でも獲りたいという方にはこのファルコンが最もお勧めです。

 

ファルコン(チタン金具)3本継ぎ 全長約4.6m

  • 3本継ぎ(1850mm+900mm+1850mm)全長約4.6m
    ※長さはカスタマイズも可能
  • 後側ストレートシャフト(15mm 肉厚3mm)
  • 中間ストレートシャフト(15mm 肉厚3mm)
  • 前側テーパーシャフト(15mm~9.8mm 肉厚2.5mm)
  • 金具の材質:全てチタン(ジョイント・先端は64チタン)
  • ジョイント金具外径:17.5mm
  • 先端金具外径:12mm
    (先端部ネジ:M6)
  • 後端金具外径:17.5mm
    ※後端金具にも尻手側にM6のネジが切ってあります
  • 本体重量約850g

硬さ:□□□□
初速:□□□□
飛び:□□□□
貫通力:□□□□□

 

【解説】

通常のファルコンに、中間シャフトをプラスして3本継ぎにしたのがこのモデルです。

長くなったことでシャフトは反りやすくはなりますが、それでも16mmゴムでも半周巻き引きすれば十分対応できるぐらいの強度は確保されています。

主には離島など、透明度の高い海で、魚もスレているようなフィールドにおいて効果を発揮する手銛です。
かなりの長さになるので、メバル等の小型の魚は逆に狙いにくくなるのと、水の抵抗も増えるため、取り回し(横方向に振り回すこと)もやりにくくなるので、基本的には大物仕様の手銛と言えます。

ただし、3本継ぎのメリットとして「中間シャフトを抜いて使えば」まんま2本継の手銛としても使えますので、汎用性は非常に高いです。
私自身も現在3本継のファルコンを愛用していますが、それこそ海に出てからも、中間シャフトを外して短くして使うケースが多々あります。

また、各シャフトの長さはそれぞれカスタマイズも可能です。仕舞寸法は短くしたいんだけども、出来るだけ長尺の手銛が欲しい・・・といったご要望にも、3本継の手銛ならお応えすることが可能です。

 

カワセミ(ステンレス金具)2本継ぎ 全長約3m

  • 2本継ぎ(約1500mm×2)全長約3m
  • 前・後ともにテーパーシャフト
    (外径14mm~10.5mm 肉厚3mm)
  • 金具の材質:SUS304
  • ジョイント金具外径:16mm
  • 先端/後端金具外径:13mm
    (先端部ネジ:M6)
    ※後端金具にも尻手側にM6のネジが切ってあります
  • 手銛本体重量:約560g

硬さ:□□□
初速:□□□□□
飛び:□□□□
貫通力:□□□

 

【解説】

初心者の方でも扱いやすく、かつ今後のステップアップを考えて、パラライザーから羽根式銛先、そしてチョッキ銛と色々な銛先に対応できるように設計した万能手銛です。

3mと短めで取り回しも良い手銛なので、今竹ヤスをお使いの方でも違和感なく使って頂けます。

細身の14mmシャフトで前後ともテーパシャフト採用のため、16mmといった強力なゴムは向きませんが、シャフト自体が3mmと肉厚なので、14mm程度でしたら全く問題なく使える強度は持たせています。

正直、初心者の方においては「迷ったらカワセミ」を選んで頂ければ、まず間違いはないと自負しています。そのぐらい使いやすい手銛です。

 

ヤマセミ(ステンレス金具)2本継ぎ 全長約3.2m

  • 2本継ぎ(約1650mm+1550mm)全長約3.2m
  • 後側ストレートシャフト(14mm 肉厚3mm)
  • 前側テーパーシャフト(14mm~10.5mm 肉厚3mm)
  • 金具の材質:SUS304
  • ジョイント金具外径:16mm
  • 先端/後端金具外径:13mm
    (先端部ネジ:M6)
    ※後端金具にも尻手側にM6のネジが切ってあります
  • 手銛本体重量:約620g

硬さ:□□□□
初速:□□□□□
飛び:□□□□
貫通力:□□□□

 

【解説】

このヤマセミは、単純に言うと「カワセミの後ろシャフトを “ストレート” にしたもの」です。

より強いストレートシャフトを採用することで、カワセミよりワンランク強いゴムを使えるような手銛に仕上がっています。また、長さとしても全長約3.2mと、カワセミより若干長くしていることもあり、カワセミより狙える魚種が多い手銛と言えます。

イキナリ長尺の手銛を扱うのは不安だけど、メバルやイシダイだけではなく、真鯛や回遊魚なども獲りたいというような、ある程度の主戦力手銛を望まれる方はこのヤマセミをチョイスしてみて下さい。

扱いやすさはカワセミ譲りですが、より強いゴムをセットできるので飛びは更にシャープです。

 

本職用手銛 イーグン(ステンレス金具)2本継ぎ 全長約3.7m

  • 2本継ぎ(約1850mm×2)全長約3.7m
  • 前後ともにテーパーシャフト(18mm~11mm 肉厚2.5mm)
  • 金具の材質:SUS304
  • ジョイント金具外径:20mm
  • 先端/後端金具外径:13mm
    (先端部ネジ:M8)
    ※後端金具にも尻手側にM6のネジが切ってあります
  • 手銛本体重量:約800g

硬さ:□□□□□□
初速:□□□□
飛び:□□□□□
貫通力:□□□□□□

 

【解説】

当店のラインナップの中で、最もヘビーデューティー、質実剛健な手銛がこのイーグンになります。

名前の通り、元々は沖縄の素潜り漁師さんの要望で製作したものですから、シャフトから金具、銛先に至るまで非常に頑丈に仕上げています。

銛先との接続ネジも、通常のM6ではなく、二回りも太いM8を採用していますので、相当な負荷がかかっても、このネジ部分が折れたり曲がったりすることはまずありません。一般的な規格とは異なるため、取り付けが可能な銛先が限られるのが難点ですが、M8→M6アダプタを使用するなどすれば、通常のM6規格の銛先も装着することが出来ます。

シャフトは極太の18mmシャフトで、このシャフトは当店の手銛に使用しているカーボンシャフトの中で最も剛性が高いシャフトです。16mmの太いゴムを巻引き無しでキンキンに引いても全く問題ありません。

ただし太いので水の抵抗は大きく、取り回しはやりづらいので、やはりある程度魚突きに慣れた方でないと、最初は扱いが難しいと感じるかもしれません。

 

 

手銛の長さについて

さて、ちょっとここで一旦、手銛の長さについて整理しておきたいと思います。

まず申し上げておきたいのが、「長い手銛=ベテラン向き」で「短い手銛=初心者向け」というのは、ある意味では正しいですが、100%正しいかというと決してそうではありません。ベテランさんでも短い手銛を好まれる方はたくさんいます。

じゃあ、長い手銛のメリットは何なのか?
逆に短い手銛のメリットは?

といったような所を、簡単に解説してみたいと思います。

 

 

長い手銛のメリット

  • 射程距離が伸びる
  • 打つ際の魚との距離を確保できる

つまるところ、長尺手銛のメリットはこの2点です。

ただ、射程距離が伸びるというのは結構乱暴な言い方ではありまして、手銛を長くすればするほど射程が伸びるというわけでもないのですが、単純に3mの手銛と4mの手銛を比較した際、シャフト強度等を無視すれば、実際に射程はアップするというのは事実です。

この理由は、まず「ゴムを引く距離を長く取れること」、これに尽きます。

 

先ほど挙げた3mの手銛と4mの手銛で、ゴムを引ける長さを数値で比較してみましょう。

※ゴムの伸縮率は仮に350%とします
※手銛の重心はちょうどセンター付近とし、手銛全長の半分ちょいゴムを引くという仮定です

  • 【3m】伸びる前のゴム45cm→伸ばして158cm
  • 【4m】伸びる前のゴム60cm→伸ばして210cm

ゴムを引いた長さの差=37cm

 

このように、まず単純にゴムを40cm弱長く引くことが出来るので、当然その分射程距離が増える事になります。

 

あれ?たったそんだけ?と思われるかもしれませんが、実際の「射程」においてはそれだけではなく、魚と人間との距離もまた長尺手銛の方が長く取れるため、実質的な射程は更にアップします。

具体的な数値としては、先の例で言うと、3mの手銛と4mの手銛の「魚~銛先までの距離」その差は48cm。

これにゴムを引く距離と合わせて85cmですね。この差は結構デカい。

 

しかも実際の運用においては、ゴムを引けるキャパは長尺手銛の方がより長いので、上記の数値以上にゴムを引くことも可能です。

それを考えると、射程アップ効果はより大きくなるでしょう。

 

長い手銛のデメリット

じゃあ、長尺手銛のデメリットとはどんな所でしょうか。

  • 取り回しづらい(水の抵抗が大きい)
  • 穴打ちが出来ない、しづらい
  • 重たくなる

特に初心者の方にとっては、これが最大のネックになるであろう「取り回し」。

長い手銛は、特にヨコ方向へ「振り回しづらくなる」ために、たとえば魚を発見してから手銛の方向を変えようと思った時、短い手銛と比較すればかなりやりづらさを感じると思います。

 

あとはこれも重要、長い手銛は当然、近い場所の獲物は狙いにくくなりますし、もっと言えば狭い場所での穴打ちなどは物理的に不可能なケースもあります。

これらのことを考えても、長尺手銛は透明度の悪い海には向きません。そういう環境では必然的に穴打ちも増えてきますしね。

 

あとは重さですが、確かに長い手銛のほうが重量は増すので、短尺手銛よりも飛びのシャープさに欠ける事もあります。

「事もあります」と書いたのは、これまたちょっとややこしい話にはなるのですが、以前ブログでも書いた「浮力」の話だったりとか、手銛の初速というのは単に重さだけでは語れない部分も多いです。

また、逆に重さが威力や貫通力をアップさせるという面もあるので、ここは一概にはデメリットとは言えないかもしれません。

 

短い手銛のメリット

それで短い手銛のメリットというのは、長尺手銛の逆になります。

  • 取り回しがしやすい
  • 穴打ちやテトラで使いやすい

私もポイントや海況によっては、短いカワセミなどの手銛を持っていくことが多々あります。

透明度が悪い時、または水温が低かったり魚の活性が低くて、岩下を覗かないと魚が居ない海などでは、短い手銛が抜群の効果を発揮します。

 

 

 

結局どっち?

何だかんだで「短い手銛と長い手銛、どっちにもメリット・デメリットがあるよ」って話になってしまったので、更に迷わせてしまったかもしれませんね。笑

 

どうしても迷って決められない・・・って場合の解決策が一つありまして、ファルコンの項でもちょっと書いたのですが、

3本継ぎの手銛を選ぶ

ってのが最も手っ取り早い方法です。

 

3本継ぎの手銛というのはよーするに

  1. 前側シャフト
  2. 中間シャフト
  3. 後側シャフト

の3本を繋いで使うタイプの手銛なので、
短く使いたい時は中間シャフトを抜いて

  1. 前側シャフト
  2. 後側シャフト

の2本で使えば良いんです。

これなら様々なケースに対応できますし、また仕舞寸法も短く出来ますんで、遠征時もラクに運搬が出来ます。(飛行機や船などの持ち込み料金や、荷物を宅急便で送る際の料金も安く上がります)

 

一例として、ファルコン3本継バージョンの基本仕様が(1850+900+1850)の全長約4.5mですが、たとえば

・1300+1300+1300 全長3.9m

というバリエーションも全然製作可能です。

 

これなら普段は2本継の2.6m、透明度の高い海や回遊魚狙いの際は3本継で・・・といったフレキシブルな運用が可能です。

あとは車で運ぶ際に「ヨコ」に積めるのも良い所ですね。

 

他の例で言うと、銛先との重量バランスを見ながら

・1200+900+1600 全長3.7m

という感じでそれぞれの長さを変えてみるのも面白いですね。

 

これはちょっと余談になるのですが、現在当店の手銛に使用しているテーパシャフトは全て「前半部分がストレート」になってます。

ちょっと文章だとわかりづらいんですけども、下のカワセミ用シャフトの図面のように、途中まではストレート(まっすぐ)、そっから先がテーパ(細くなっていく)という形状になってるんですね。

kawasemi

これはもちろん強度が目的の設計なのですが、もう一つの利点としては「好みの長さにシャフトをカットできる」という点があります。

ストレート部分であれば、そこをカットしてもシャフト外径は変わらないですもんね。

 

というように、2本継でも3本継でも長さのご指定についてはかなり融通がききますので、あなたのお好みの仕様で手銛製作が可能です。

ぜひご希望のプランをお聞かせ下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

  • お聞きしたい事があります。
    獲物はメーターのヒラマサです。
    最適の銛先はありますか?

    by 松井 明章 €2016年11月22日 10:57 PM

    • 獲物がメーターを超える青物となってくると、単純に銛先だけでは語れない所があります。
      純粋な銛先としての分類で言うならば、このケースではチョッキ銛先が最適ということにはなりますが、仕掛けの強度やラインの選定、手銛の強度やフロート等、それらトータルで考えないとこういった大物は獲れないばかりか、危険が伴うこともあります。そういった点にも十分配慮の上で勝負なさってください。

      by 店長 €2016年11月25日 3:29 PM

  • ご教授ありがとうございます。

    by 松井 明章 €2016年11月26日 8:52 AM

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