落ち鮎をヤス(手銛)で突く
私の魚突きのルーツって「鮎」なんですよね。
小学生の頃、父に連れて行ってもらった川で初めて鮎突きを教わりました。
それからは見事に鮎突きにハマってしまい、シーズンになると毎週のように川に行く日々。
夏休みに入ると竹ヤスを担いで、チャリにクーラー括り付けて1時間かけて川に出かけたりもしました(初めての遠征。笑)
そんなガキンチョが、大人になった今。
結局、子供の頃と何も変わってないという笑
(それどころか、スキルは逆に衰えたような・・・)
相変わらず、鮎突きは最っ高に楽しいですね(*´ω`*)
海の魚を含めても、「魚体を見た瞬間に出るアドレナリンの量ランキング」で言ったら今でも余裕で上位に入りますもん。笑
※注意※
鮎突きは漁協のある川、漁業権の設定されている場所では行うことができません。
私は漁協が存在せず天然遡上の鮎がいる小さな河川でやっています。
落ち鮎の旨さ
今の時期の鮎は子持ちのいわゆる「落ち鮎」ってやつなんですが、これがまた美味いのなんの!
卵もそうなんですが、個人的には身の味も夏の鮎より好きですね。
あとは盛夏の鮎と比べて、落ち鮎の方が獲りやすいような気がします。
動きの俊敏さはさほど変わらないですが、落ち鮎は追い込んだら割と岩陰に隠れることが多いですね。
鮎用のヤス作り
いやーしかし、今年はよく鮎突きに行きました。
突いて楽しく、食べて美味しいという魅力は言うまでもなく、あとは「鮎用手銛」を作るのもまた非常に面白かったです。
中々どうして、鮎用の手銛というのは奥が深くてですね。
- 初速は欲しい、けどゴムを強くすると鮎が砕け散る
- 浮力はメッチャ大事、特に淡水なので重いとすぐ失速する
- でもシャフト径を太くすると水の抵抗が増えてNG(川の流れに負ける)
等のジレンマだらけ。
長さも長すぎてもダメ、短くても良くない。
ってことで色々考えて作ったのが “フィンチ” なんですが、今の所これに9mmアメゴムと3本パラライザーを組合せたのが一番良い成果が出てます。
長さは2m、ワンピースでも良かったんですが沢歩きや多少の距離を歩いたりもするので、コンパクトになる分割式に。
あとは鮎突きでも「穴打ち」的なシーンがあり、そういった時はゴムを使わず「手突き」と言いますか、ヤスを手に持ってガスっと直接刺す事も結構あります。
そこで分割式にしておけば、半分にして手に持ってズバッと刺せますのでかなり便利。
あとは課題は銛先ですかねー。
3本パラでもかなり良い感じなんですが、これでもまだ、身の柔らかい鮎には威力が強すぎる感。
まったく採算は合わないかもですが、いつか鮎専用の三又銛先を作るかもしれません。笑