素潜り・魚突きに適したマスク選び
魚突きに最適なマスクとは?
素潜りのマスク選びで気をつけることは、
何と言っても以下の3点です。
・内容量が少ないこと
・視界が広いこと
・鼻がつまみやすいこと
では、これらを順に解説をしていきます。
内容量が少ないこと
まず内容量について、これが少ないと何が良いのか?
さて、みなさん経験があると思うのですが、深いところに潜れば潜るほど、マスクがぎゅーーーーーーっと顔に押し付けられますよね。
あれをマスクスクイーズといいます。
潜行すればするほどマスク内は「陰圧」の状態になります。そのために、マスク自体が顔に吸い寄せられるというわけですね。
ちなみにそれを解消するために「マスクブロー」を行います。話は単純で、ただ単に鼻から息をブフッと吐き出すだけ。そうすることで、圧力の均衡がとれてマスクスクイズは解消されます。
さてもうお分かりかと思いますが、結局マスク内の空気量が少なければ少ないほど、マスクスクイズの程度が軽くて済む、イコール、マスクブローも少なくて済む・・・
というわけなんですね。
マスクブローが少なくて済む、というのはこれ素潜りではものすごいメリットです。
無駄な息を消費せずに済みますからね。
視界が広いこと
言うまでもなく、魚突きでは魚をいかに早く発見できるかどうかがカギなので、視野(視界)は広いに越したことはありません。
というか、絶対に広いほうが良い。
しかし先ほど言ったように、出来るだけ内容積も少ない方がいい、つまりマスクとしての大きさも出来る限り小さく作りたい・・・というところへ来て「広い視野」も両立させようと思うと、これはなかなか難しいです。
当然視野を広くしようと思ったら、レンズは大きくしたほうがいいですからね。
ただ実は、視界の広いマスクを作るにはもう一つ手段がありまして、「目とレンズの距離を出来る限り近くする」という手段があるんです。
つまり、レンズと目の距離が近くなれば、それだけマスクフレームが視界に入ってきづらい=視野が広くなるということ。
最近はこのコンセプトで作られたマスクがちょいちょい出てきており、代表的なものが【OMER ZERO3】です。
このマスクは極限まで目とレンズの距離を近づけているため、確かに超ローボリュームの割には、ものすごく視界の広いマスクです。
なので、フィットする方にとっては非常に優れたマスクと言えますね。
ただ、かなりストイックに作ってあるだけあって、正直かなり顔の形を選ぶマスクでもあります。たとえば私は無駄にまつげが長いので、余裕でレンズにまつげが当たります(笑)
コンセプトとしては素晴らしいと思うので、もっともっと様々なタイプのマスクが出てきて欲しいですね。