【みんなの手銛】 akiさん作「MURRELT」

 

何というか個人的な想いでちょっと恐縮なんですけど、お客様に手銛用の金具を購入して頂くというのは私としてもすっごいワクワクする出来事なんですよね。

だって

「今からこの金具がどう組み立てられて、どんな手銛に仕上がるんだろう?」

って考えたらめちゃめちゃ興奮するじゃないですか(*´∀`)♪

 

「ジョイント金具が2つだから3本継ぎで、先端金具の内径を広げるって事はソリッドなのかな?」とか、「後端だけステンレスかー、てことは長い押し棒か何かを使うんで後ろでバランス取ってるのかな?」とかね、いやもうほんとスミマセン勝手に妄想させてもらってます。笑

手銛ってシンプルな道具だからこそ、逆にその人の考え方とか個性が色濃く出るわけで、なのでその「材料」として当店の金具をチョイスして頂けるってのはもう本当にこの上ない喜びなんですよね。

 

先日レポートを送っていただいたそうぱぱさん、Hirony☆(・∀・)ノさん、青い彗星さん、そして今回レポートを寄せて下さったakiさんも当店で金具をご購入頂いた方で、こうやってレポートとして手銛の完成形を見せて頂けるってのはホント最高に嬉しいです。

そして今回のakiさん、なんと手銛の名前も当店と同じく「鳥シリーズ」で付けて頂いたという!!
ていうか「MURRELT(英名でウミスズメ)」ってかっこよすぎでしょ!!

いやー、ファルコン、川蝉、アルバトロスと来て「MURRELT」ってコレ完璧な流れですね。笑

 

akiさん、どうもありがとうございました!!

獲物の写真もまたぜひ送って下さいね!!

 

 

akiさん作 自作手銛「MURRELT」

自作手銛はこれが三本目になります。一本目はゴルフシャフト(ドライバー)を使った二本継3.5m580g、二本目はクロカンポールとカーボンパイプを使った二本継4m780gでした(これがメインです)。そしてこの3本目はスキーストックとカーボンパイプを使った三本継3.4m660gです。すべて押し棒抜きのスペックです。

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この銛は、一本目が飛びはいいけどしなりがあって好みじゃない、二本目は狙える獲物は多いし南方では活躍するけど海中でも陸上でも取り回しが悪いし穴うちできない、ということで、「扱いやすいサブ銛」をテーマに制作しました!

偶然水中で見かけたウミスズメ(魚じゃなくて鳥のほうです)が小柄でも機敏に潜って獲物を狩る様、また、ジャックナイフさんの川蝉からインスピレーションを得ているので、敬意を表してMURRELT(英名でウミスズメ)の名をつけさせていただきました(笑)。

シャフト部の太さは最大でも13㎜、シャフト自体も固いのでしなり、ブレがほとんどなく、素直だなーって感じです。これによって前作の二本と比べるとかなり扱いやすくなりました!三本継なので仕舞寸法が1.2mで抑えられていることも重要です。表面は前後端にカーボンホースをポリエステル樹脂で固めてありますが、これは強度アップというよりは傷防止が目的です。ガンガン穴うちするつもりで作ったので。ジョイントと前後端金具はジャックナイフさんのステンレスセットを使わせていただいています。

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この銛では、巡行用レストタブとテンションフックをカーボンホースに埋め込み一体形成感を出してみました(笑)。タブが1.6㎜、フックが1㎜の硬質ステンレス針金を使っています。私はいつもレストタブを巡行用とアプローチ用の2か所につけています。これは、レストタブが一個だと常に強いテンションがかかってしまうのが何かあったとき怖いし、引きゴム関連の破損リスクが高まると考えて、移動中はもっと短い位置にタブをつけて、「ゴム置き場」にしています。発射時に引っかかったことはレストタブを使い始めたころやったぐらいで慣れてからはないです。

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テンションフックは、昔はクリップ式でしたが、たまに取れて面倒なので今回は閉じて輪にしました。特に不都合はいまのところないです。もう少し小さくてもよかったかな・・・

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滑り止めは階段用と熱収縮を使い分けています。獲物にアプローチをかけるときに握る部分は階段用、ゴムを引くときに使うような補助的な部分には熱収縮チューブを使っています。また、階段用はそのままでは荒すぎる感じがしたのでコンクリで何度かやすって使っています。アプローチ用レストタブの固定やジョイント付近の削った部分には金の握り糸をポリエステル樹脂で固めています。これは補強・固定に加えて視認性アップにも役立っているので、私の銛はどれも黒金のカラーリングです (笑)。

手当はスキーストックで付属していたものを使っています。ワッシャーがなかったので5円玉と50円玉で代用しました (笑)。ゴムは一本引き、二本引きともにラインウィッシュボンを使っています。金具は高いので…。この銛ではアメゴム12㎜二本引きを使うことが多いです。ゴムと銛の接続は以前ハワイアンフックを使っていましたが、ゴムのパワーがあると開いてしまうので今はライン同士を直接連結しています。二本引きではねじれ防止にサルカンを組み込んでいます。

手当からフロートまでは、エアーチューブをかぶせたフロート付属紐3m-中間フロート-芝刈り18m-フロート となっています。新しい試みとして、メインのラインから50㎝ほどラインを出し、そこに中間フロートをつけて、メインのラインは水面移動中、ジャックナイフ時の絡み防止で沈むようにしています。また、フロートから芝刈りが出るポイントも前端ではなくやや下にすることで、潜行中引かれたフロートがつんのめって抵抗になることを防ぎます。まあ使ってみて大して変わらないかな?っていうのが正直なところですが(笑)。

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この銛はサブとして作ったのですが、思ったより高性能なので、これからのメインとしても使えるんじゃないかと期待しています。

 

 

 

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