【魚突きスタートガイド】~安全に楽しく魚突きをするために~

魚突きを始めてみたいが、何をどうしたらいいのか分からない。
道具も何を揃えたら良いのか分からないし、使い方もよく知らない。

 

そんな初心者の方にとっての「手引き」になるよう、これまでの私の経験やノウハウを一通りまとめてみました。

 

※「これから魚突きを始めたい」という方にはぜひとも本記事を熟読していただきたい所ですが、すぐにでも始めたくて「道具の選定等、直接ジャックナイフ店長に話を聞いてもらいたい」という方は、メールまたはお電話にてお問い合わせください。

ただし、あなたの命にかかわることですので、真剣さゆえに厳しい言葉を投げかけることもある、という点予めご理解ください。

電話:050-3632-3040(土日祝日休み:営業時間11時~17時まで)
MAIL:shop@noracreate.com(アットマークを小文字に変換)

 

 

魚突きとは“孤独”な遊びである

これから魚突きを始めたい、という方の多くがまず最初に考えるのは

「仲間を探して一緒に潜りたい、現地(海)で色々と教えてもらいたい」という事だと思います。

 

それ自体は自然なことだと思いますし、私もその気持は良くわかりますし、もちろんですがそれについて反対する気持ちも全くありません。

 

そんな方に、まず最初にお伝えしたい、というかお伝えしなければならないのがこの点です。

それは、「魚突きはとても孤独で危険な遊び」だということです。

 

もちろん仲間と一緒に潜ることもあるとは思います。

しかし海に出てしまえば、基本的には「一人」です。

仲間と連携して何かをするということはまず無いですし、場合によってはお互い言葉を交わす事さえないでしょう。

 

そして何よりも、いくら仲間がいて、そしてその仲間が大ベテランの体力オバケだったとしても、

初心者のあなたを手取り足取りサポートしながら魚突きをする事は非常に困難です。

まして、万が一何かあった際に「助けてもらう」事などまず100%不可能です。

 

突き放すわけでは決してありません。

ただ、この理解が非常に重要だという事を伝えたいんです。

 

はっきり言います。

潜り仲間は、いざという時のセーフティネットではありません。

 

あくまでも単なる「同好の士」、「仲間」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。

「もし自分の身に何かあったときには、仲間が助けてくれるだろう」

もしもそういう考えで潜り仲間を集ったり、一緒に海に行っているのだとしたら、その考えは今すぐに改めるべきです。

 

何を偉そうに、と思われるかもしれません。

しかしこれは私の意見うんぬんの問題でさえ無く、ただ単なる「事実」です。

 

事実、どんなに体力に自信のある猛者でも、ちょっとしたアクシデントで容易に命を落とすのが「海」です。

手前一人の命を守るのさえ一杯一杯な中、初心者の安全を確保しながら潜ることなど、どんな人間にも出来はしません。

 

魚突きに必要な道具について

水泳やフリーダイビングの世界チャンピオンでも、フィン(足ヒレ)が無ければ海では前に進むことさえできない。

つまり、人間は「道具」がないと自然に立ち向かうことは不可能なのです。

 

そんなもん道具の販売者のポジショントークだろう、と思われるなら別にそれでも構いません。そこまでひねくれた人、自分の安全や命に関係する事柄を冷静に論理的に考えられない人は、遅かれ早かれ海で事故をする可能性大だと思うので、個人的にも関わりたくありません。

 

魚突きに絶対必要な道具リスト

  1. 手銛(ヤス)
  2. ウェットスーツ
  3. ウェイトベルト
  4. ウェイト(オモリ)
  5. フィン(足ひれ)
  6. ブーツ、もしくはソックス
  7. マスク
  8. スノーケル
  9. グローブ
  10. メグシ
  11. ナイフ
  12. フロート一式

 

こうしてリストにすると結構な数がありますが、

上記の道具類は、基本的に「必須」と捉えて下さい。

 

もちろん、今お持ちの道具があるならそれはそれでOKです。

別に高性能な道具でなくても構いません。肝心なのは、このリストにある道具をしっかりと網羅するということです。

 

たとえばですが、

「夏だし別にラッシュガードでいいか」
「初心者だからナイフはいらないか」

という観点で道具を選ぶのは非常に危険です。

 

これはウェットスーツの項で詳述しますが、ラッシュガードには浮力がありませんし、ほとんど保温力もありません。

従って、もし海流で遠くに流されてしまった場合、体力が尽きれば沈むしかありません。

または徐々に体温を奪われて低体温症で死ぬという最悪の結果が待っています。

 

もしウェットスーツを着ていれば、ウェットスーツの素材自体に浮力があるので、ウェイトベルトを外しさえすればウェットスーツが「救命胴衣」として機能します。

またウェットスーツのネオプレンゴムは非常に保温力があるので、夏であれば低体温症になる危険性は低いです。

なのでウェットスーツを着ていれば、もしも流されたり危険に晒されたりした際にも、ウェイトベルトを外し、水面にプカプカ浮かんで救助を待つ、という事が出来ます。

あとは水面に浮かんで救助を待つにあたっても、もしも目立つカラーのフロートがあれば、上空からも容易に発見してもらえる・・・というわけです。

 

そのように、魚突きの道具は「安全面」と密接に関わるものばかりです。

ですので、上記リストの道具だけは揃えるようにしてください。

 

ご参考までに、私自身が使っている道具を一式ご紹介します。

→「店長の魚突き道具一式」

 

それぞれの道具の解説

※クリックでそれぞれの解説ページへ飛びます

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